2010年03月11日

育てた、作った僕らの豆腐。

総合的な学習で大豆栽培から取り組んできた識名小学校と真地小学校の豆腐づくりが終了しました。
子どもたちにとってどんな学習になったかな?
印象的に残った様子を思い出してみます。


学校に成長の様子を見に行った時
「これが私の!」と言って何人もの子が案内してくれた。
マイバックならぬマイ大豆の意識が芽生えていた。

育てた、作った僕らの豆腐。

土曜日や放課後、公民館で仕事をしている時
「大豆について・・・・・教えて・・・・・・ください」と
ノートを持って友達同士で訪ねてきた。
宿題ではないのに、自分たちで考えて調べていた。
行動に起こすことはすごいと思った。
育てた、作った僕らの豆腐。

父母の方と会ったとき
「家でよく子どもオーヒグーの話を聞きますよ。」と
声をかけてもらった。


3年生、4年生は、在来大豆のことを
ダイズと呼ばずにオーヒグーと呼ぶ。
育てた、作った僕らの豆腐。

クルマ棒打ちをした時に
はじけとんだ一粒一粒をおのずとみんなでひろった。
一粒の大切さを彼らはもう感じていた。


豆腐づくりのとき
にがり作りや固める時、緊張に近いほどすごく集中していた。
きっと自分の為だけじゃなくて、みんなのため、育ってくれた大豆のため。


先生との打ち合わせのとき
「子どもたちの学習意欲が変わってきた。
大豆のこととなると、どの子も集中する」
他の学力の向上にも寄与できると感じた。


豆腐づくりが終了して先生と話している時
「私たちだけでは、出来なかった。地域の方、公民館のみなさんのおかげです。」と
言葉をいただいた。


豆腐がおいしく出来たという、そのことよりも
どんな体験となったか、どんな学習につなげられたか
そこにやりがいと課題を見つけていきます。
子どもたちの様子から、いい体験になったと感じます。


子どもたちだけでなく、大人もたくさんの感動をもらいました。

先生方の日ごろの取り組みがさらに学習を深めていきました。
常日頃、学校に足を運んで協力いていただいた地域のみなさんには、
頭が下がります。
特に今年から始まった真地小学校を豆腐づくりまでサポートしてきた
久高さんは、「夜も眠れない」ほど心待ちにしてました。
子どもたちの様子をみて、胸がいっぱいになる時間でした。

豆腐づくりには、父母のみなさんのたくさんの協力に驚きました。
そこに楽しみとやりがいを感じる方々もいました。

公民館のできること、地域の皆さん、父母のできること、先生のできることを
しっかりチャレンジできたことが良かったと思います。
「みんなで協力したら出来ることがある」。
そう気づけるいいきっかけともなりました。
両校とも来年度の3年生に引き継いでいくそうです。
来年度も地域の方々、子ども達と楽しみながら、学びながら
できる事をしたいと思います。


育てた、作った僕らの豆腐。
育てた、作った僕らの豆腐。
育てた、作った僕らの豆腐。



Posted by 1万人井戸端会議 at 16:06│Comments(0)
 
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